2012年3月5日月曜日

3/5右足の外反母趾と内反小趾手術

病院には815分集合。「集合」というのは、一日に何人もの手術をするのだけど、患者は朝一で集合し、ベッドで自分の順番が来るのを待っているのです。これは私が6年前と去年違う病院でラパロスコピーをしたときもそうでした。

私は一番でした。まず、名前や生年月日の確認、血圧を計ったり、アレルギーの確認。私はアドレナリン入りの麻酔で歯医者でぶっ倒れたことを話していたので、アドレナリンが入っていなければだいじょうぶだったということを再び伝えました。去年のラパロスコピーでひどく感染してしまったことも。

私が一番目だったからか、麻酔の注射をすぐ打たれました。局所麻酔だから足に打つんだろうな、とは思っていたけど、あんなに痛いのを何本も打つとは・・・。麻酔医が麻酔の前に、印をたくさんつけていました。赤ちゃんの心音を聞く機械の小さいのみたいな感じの機械で、血管の位置を調べて印を打っていました。注射を打つとき、見ないほうがいいよ、といわれたけど、私は注射針が入っていくのを見たほうがいい派なんです。でも今回はあまりの痛さにそんな余裕はありませんでした。今まで打った注射で一番痛かったかな。それを足首周りに56本打ちました。こんなにたくさん打つなんて言わなかったじゃないですかぁ()、と言ったら、もし先に言っていたら、手術には来ないでしょう、と、まあ確かにそうかな。麻酔を打たれてる間に、執刀医が入ってきて、わぁすごい顔だね、とかいいよったし。痛いんだよ。足の甲に打つ麻酔がこれがまた痛くて、逃げ出したくなるような痛さでした。

看護士さんが、抗生物質をのんでねと、1箱もってきました。最初はカプセル2つで、手術後は食前1時間前に1個ずつ。

しばらくして、麻酔が効いたかどうか確認に来ました。麻酔のかかっていない左足にちょんちょんとピンセットの先を当てて、こういう痛みがあるかどうか、確認するから、こっちを見ないで痛いかどうか教えて、と言われて、痛くないところもあれば痛いところもありました。それが不満だったらしく、麻酔を追加()。でも先の麻酔が効いてきてるので、追加の麻酔は痛くもかゆくもありませんでした。

麻酔を打つ前、トイレに行きたい、と言っておいたのだけど、麻酔を打ってからでもいい?といわれ、まあ注射一本くらいなら我慢できるかな、と思って後でもいい、って言ったんだけど、麻酔にこんなに時間がかかるとは、それに何本もあるとは。手術は40分くらいと言うのでやっぱり手術前に行きたい、歩いていける?と言ったら、車椅子で行くんだよと言われ、そうかもう歩けないのかとちょっとショック。そりゃー麻酔効いてますもんねぇ。

トイレに行って、ベッドに戻って、MP3プレイヤーをもって、手術室へ。920分ごろ。もう逃げられません。手術台に乗って、足を消毒され、血圧計、脈拍計もつけられ、右足だけが出るようなカバーをつけられました。テレビドラマのようだ。私の目の前にはスクリーンがあって足は見えません。血圧計は15分毎に計られるからね。もう音楽かけててもいいよ。と言われました。骨を削る音がつらいので音楽をイヤフォンで聴いてもいいらしいんです。歯医者で虫歯を削るときみたいな感じで、痛みはなくても削る振動や音は聞こえるそうなんです。私はまあとりあえずMP3プレイヤーをつけました。

目が覚めたままの手術は初めてだったので、ドラマで見るライトやボードに書かれていることを読んだり、まあとりあえずすることはないんです。寝かされてるので、上を見ていたら、天窓からいい天気が見えました。空が青いなー。その窓から薄い雲が流れてしまうと何か見えました。

なんだろうとじーっと見てると、手術されてる自分の足が反射して見えていました(ギャー)。はじめのうちは気づかなきゃよかったと後悔したけど、気づいてしまった今、目が離せなくなってしまいました。そのうちがりがりというのこぎりの音が。確かにメタリックな棒が私の足の出っ張ってるところに当たっています。音楽を一番大きくしてもがりがりういーんという音が聞こえるし振動がする。痛みはまったくないのだけど。天窓の反射して写っている自分の足から目が離せない。ひえぇ~っ。

でも痛くないし、テレビの手術シーンを見ているようだ。振動を除けば()。縫ってるところも見えました。そして執刀医が私の右側に移ったときに、看護師さんが、これから小指のほうをするところだよといってくれたけど、うん知ってるよ、見えるもん、とは言わず(言ったらスクリーン掛けられそうで・笑)、とりあえずはいと言っときました。小指の骨もウイーンウイーンがりがり言わせながら、まあそのうち終了。

執刀医が見てみる?と言うので、何が?と思ったけど足だよな、とおもい体を起こしてみると出っ張りのなくなった縫われた足がありました。誰の足?って感じです。まだ感覚もないし、見たことのない足だったから。手術室にカメラ持ってけばよかった。とりあえず、「わぁ、サンキュー」と感嘆の意を見せておきました()

その後包帯でぐるぐる巻きにされて、車椅子でベッドに戻ります。そのときから足をクッションの上に乗せておきます。時間は1010分。50分かかったんだなぁ。しばらくすると紅茶でも飲む?と言われやっぱりイギリスだなーと思いつつ、飲むと言うと、紅茶とビスケットが出てきましたー。手術後の保護靴をあわせてくれたり、着替えたり、松葉杖のやり方を教えてもらったりしていて、職場に出すシックノート(1週間以上仕事を病気などで休む場合にだす、医者からの手紙)をもらい、その後は退院。松葉杖は日本のわきの下に挟んで使うやつではなく、ひじまでのもの。私の身長をきき、cmで言ったのでよくわからんと言われ、フィートではたぶんこれと言ってもってきてくれたのが、大きすぎ、これ以上小さいのがあるかなぁと言われつつも、何とか私のサイズの松葉杖を探し出してきてくれました。松葉杖の使い方を習い、1050分、いつでも帰っていいよとの許可。旦那は11時に来る予定で、とりあえず電話しました。メインの受付のところにいると言うので、タクシーを呼んでもらい、車椅子で、病院を出たのが、1115分くらい。3時間で外反母趾の手術終了。そういえば、手術前の予約のときに3時間くらいだよ、と言われてたので、「手術」が3時間と思っていたのだけど、全部で3時間だったのね。

私のほかにも3人その日に手術みたいでした。私の紅茶とビスケットタイムのとき、2番目の人が車椅子で手術に向かうところで、40代後半か50代位の女の人が不安そうな顔していたけど、私が、チャラヘッチャラでビスケットをかじってるのを見て、看護士さんがほら、だいじょうぶだよ、と言いながら、車椅子を押していきました。

タクシーが来て、家に帰ると12時ごろ。まだ麻酔が効いていて、痛みはなく、削る振動と見てしまった自分の手術シーンのせいで疲れていたけど、後はだいじょうぶ。

手術後の足はこんな感じ。包帯でぐるぐる。ギプスではないですが、結構硬い。寝るときもクッションを足の下にいれなるべく足を上げておきます。寝る部屋は2階。トイレも2階。松葉杖はあるものの、トイレへははいはいで行くほうが簡単でした。
これが保護靴。寝てるときと足を上げて休んでいるとき以外はつけておきます。よく見えませんが、かかとも付いてます。



お昼ごはんを食べて、少しすると足がぴりぴりしてきたので、看護士さんが、そうなったら麻酔が切れてきた合図だから、痛み止めを飲み始めるようにと言っていたので、そのように。

Co-codamolという(痛み止めの薬。コディンと言う麻薬が入っている)とパラセティモル(アセトアミノフェン)と、ArcoxiaというNsaids系の痛み止めを出してもらってありました。Co-codamolは以前飲んだことがあったけど、飲むと心臓がバクバクしてつらかったのだけど、GPがバクバクしてもつらいだけで心臓にはだいじょうぶだよ、と言ってました。まあとりあえずArcoxiaを飲みましたが、これは一日一回一錠だしこれ飲んで痛くなってきたらCo-codamolを飲むことにしよう。先週からおなかが痛い週に入ったので、ブスコパンも2錠飲んでます。とりあえずこの3錠を飲みました。

夜になってくると痛みが強くなってきて、Co-codamolにも手がのびました。幸い心臓バクバクはあまりつらくなく、すぐに寝ました。

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